大正館は上野原市上野原1404番地に残る、戦前期に建築された山梨県内唯一の旧映画館であり、平成９年７月３０日に国の登録文化財に指定されている。　当初の大正館は、寄席としての機能を果たし、映画のほかに講談、浪花節、落語などの演芸一般が行われていたが、大正13年7月に山内金一が月15円で興業権を譲り受け、以降は映画常設館として営業されていた。

これが目的の場所、大正館だ。   だいぶ草臥れているが、文化遺産に指定されている。大正13年（1924）に建設されたかつての映画館だ。昭和63年（1988）まで営業していたそうだが、現在は倉庫として使用されているらしい。   登録有形文化財のプレートが誇らしげに掲げられていた。   文化財に指定されていても、保存の費用面では相当苦労しているように見えた。

山梨県上野原市、山梨県最東端に位置する街であると共に、鈍行でも都心まで1時間半かそこらで行けて、バイクで走ると空いてて楽しい道がいくつもある。そのような盆地の端っこの住民としてはなんとも羨ましい立地条件の街にその建物はある。名を大正館といい、その名のとおり大正13年の建築。傷みは激しいが文化財に指定されている。大正13年から昭和63年まで映画館として運営されていた。昭和の半ばまではこういった小規模な映画館が山梨県内にも多数あったのだそうだ。

上野原は山梨県の東端に位置する、甲州街道沿いの古い街。歴史ある町だけど、その裏通りに入るとさらに古い建物が目に入る。壁の一部は剥がれ落ち、今にも崩れてしまいそうだ。大丈夫かな。ところで、これは何？

本日、紹介・・向かった場所は・・・大正館。有形文化財に登録されている、映画館。今は映画館としては、その仕事を終えました。そして、その隣には、こんな場所が・・

大正館　　大正13年　上野原

竣工：大正13年 (1924)構造：木造2階建場所：山梨県上野原市上野原1404撮影：2019年12月備考：国登録有形文化財