スウェル(シーウェル、セウェル) 概要・歴史
スウェル(Sewell) はチリのリベルタドール・ベルナルド・オイヒンス州にある鉱山都市。シーウェル、セウェルなどとも表記される。標高 2,000mから2,250mのアンデス山脈の斜面に位置する。
1904年にブラデン・カッパー社が銅の採掘のために建設し、1915年には同社の初代社長であるバートン・スウェル(Barton Sewell) にちなんで、町の名前をスウェルとした。
斜面に建てられた町のため通常の道路が存在せず、階段の町としても知られる。各世帯と採掘拠点は列車で結ばれていた。
1918年には既に14,000人もの人が暮らす鉱山町となり、世界屈指の銅鉱脈を持つ鉱山として活気があふれた。しかし、1977年に規模を縮小することになり、居住者は転出、採掘拠点も解体され始めた。
1998年、チリ政府によって国定史跡に子弟されている。また2006年にはユネスコの世界遺産に登録された。
2021-10-13