四季園 概要・歴史
シベリア抑留史科保存館があった
四季園(よきえん)は岩手県盛岡市にあった行楽施設。
シベリア抑留を経験し、帰国後に盛岡市でスーパーマーケット「一心太助」を経営した中野崎寅吉氏が、岩山展望台から西へ約500mの山中に開いたもので、約4200坪の土地に植物園や動物園、食堂、シベリア抑留史科保存館、石碑、展望台などが設けられた。
『岩手の戦争遺跡をあるく』(加藤昭雄、熊谷印刷出版部、2006年5月)によると、園内にあるシベリア抑留史科保存館と杏の花平和記念碑(歌碑「杏の花記念碑」とも、昭和59年建立)は、イルクーツク第一収容所抑留者の会「アンガラ会」により作られたという。
2000年頃に閉園し放置されていたが、岩山展望台の下で「喫茶GEN・KI」を営む久保田剛氏が土地建物を取得、再生に向けてクラウドファンディングを行っている。
久保田氏は自身のYouTubeチャンネルで園内の様子などを公開している。
(※参考:盛岡経済新聞2021年11月17日)
2025-01-23
2025-02-01