イーストムーア少年院(Eastmoor Reformatory) 概要・歴史
イーストムーア少年院(Leeds East Moor Reformatory for Boys)はイングランドのウェスト・ヨークシャー、リーズ郊外のアデル(Adel)にあった少年院。
1857年に少年の更生施設として開設され、当初は60人の少年が収容された。
施設内には畜舎などが設けられ、少年らは農作業や施設の拡張作業などを行った。
1880年に作業場で火災が発生したが、1881年には債権された。1882年には礼拝場、1888年にはプールが新設された。
1894年にボイラー室の事故で少年2人が死亡する事故が発生している。
1889年に中庭の舗装、1897年にプールの天蓋が作られ、1899年には電灯が設置された。
1917年までにAdel Training School for Boysとなり、1933年にEast Moor Approved Schoolとなった。
1962年時点で120人の少年が暮らし、絵画や建築、料理などの訓練を受けていた。
1974年に「教育付きコミュニティホーム」となり、1991年に閉鎖された。
歴史的に価値ある建築がその後は朽ち果てるままとなり、2021年で屋根に複数の損壊箇所が見られる。
2022-02-17