堂ヶ島小松ビューホテル 概要・歴史
トンネルとプール、テニスコートだけが残る
堂ヶ島小松ビューホテルは静岡県賀茂郡西伊豆町のホテル。国道136号線沿いに位置する。
1970年頃に開業。6階建てほどの中規模施設で、国道を隔てて山側にホテル、連絡通路で抜けた海側にプールとテニスコートを備えていた。
『交通公社のエースガイド伊豆・箱根・富士』(日本交通公社、1987年)には「全客室海に面し眺望良」「専用海水浴場有」「業界料理美味と人気」「6階、50室」と紹介されている。
『トラベルJOY11伊豆』(山と渓谷社、1988年)では「宿泊者以外にも無料開放している人気の露天風呂がある」と紹介されている。料金は18,000円~だった。
『車で行って遊んで泊まる伊豆』(昭文社、1990年7月)には「露天風呂付きの部屋がある」「女性専用の波打ち際の露天風呂」と紹介されている。
『マップルマガジン伊豆1996年版』(昭文社、1996年3月)でも「波打ち際の露天風呂は、混浴と女性専用があり、これを目当てに訪れる人もいるほど」と紹介されている。他にパノラマ展望温泉大浴場、女性用の檜の展望風呂、また屋上の男性用露天檜風呂があった。なお客室数は「41室」と紹介されており、増減があったらしい。盆や正月には1部屋16万円の部屋売りプランがあった。『静岡県とその周辺の湯ったり日帰り温泉』(静岡新聞社、1995年9月)でも波打ち際の露天風呂が紹介されている。
2014年に閉館、建物は間もなくして取り壊されたが、2020年12月時点でもプールとテニスコートが残されている。
また、道路沿いの建物跡地隅にプールへの連絡通路であったトンネルが残っている。
痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません
2016-11-14
2024-10-22