大東館社員寮 概要・歴史
大東館美術館? 川洞美術館?
大東館社員寮は静岡県賀茂郡東伊豆町の従業員寮。
熱川ロイヤルホテルの前身となり、別館「山水」が1986年2月11日に火災を起こした大東館の社員寮だった。1969年6月時点の空中写真でもそれらしい建物が確認でき、1960年代の築と見られる。
4階建ての集合住宅で、向かいにもう1棟の集合住宅、さらに隣に2階建ての倉庫のような建物がある。
電話帳では1993年に「大東館家族寮」、1997年〜2006年までは「セタスロイヤル寮」として記載されている。経営破綻する前から不使用になっていたらしい。
また、もう1棟の住所では複数の個人名が2003年まで記載されているが、同時に「大東館美術館」として2001年までの掲載がある。2階建ての倉庫のような建物が「大東館美術館」だったらしい。
2022年4月時点で現存し、2棟とも外壁に経年劣化による汚れなどが目立つが、窓の損壊等は確認できない。倉庫らしい建物の前にある寮には、「大東館」と書かれた消火器が複数残っている。
「大東館美術館」とされる倉庫も、経年劣化はあるものの閉め切られており損壊等は見られない。倉庫の前の門には「川洞美術館」との掲示がある。
「セタスロイヤル寮」の建物向かいには現住住居がある。
2019-03-20
2022-04-11