静岡県静岡市清水区興津東町の廃売店。国道1号線から入ったところに位置する。

2階建ての小規模建築で、正面の部分を底面とし背面側が尖った独特な五角柱の形をしている。直方体に直角三角柱を合わせたようなユニークな形状である。

2012年6月時点で長年使用されていない様子である。

2020年4月時点でかなり錆が浮き、一部の窓枠やドアノブが抜け、テレビアンテナがぶら下がっった状態となっている。建物前にはバリケードがあるが、このバリケードは2018年2月以降に設置されている。また正面のシャッターにも2018年2月以降に開けられた形跡が見られ、一定の管理が為されているものと考えられる。

内部はものが散乱しており、UCCの自動販売機が見て取れる。1階窓の外側にはハイクロンAという飲料の張り紙がある。この商品は現ダイドーのもので、1970年代の発売、加えてCMが少なくとも1983年に放送されていたらしい。また、ハイクロンAを備えた自動販売機がよく70-80年代頃にはあったようで、これらが現役だった時代に廃屋化したものと推測される。

少なくとも2020年12月時点では朽ちながら残っていたが、2021年5月までに解体された。

なお、隣接する倉庫も2020年4月時点で一部崩壊している。この倉庫の正面部分には2012年以前に付けられた比較的新しい扉があり、使用されている可能性がある。倉庫は2021年8月時点で現存する。