モーテル由布 概要・歴史
聖教新聞の束が残る古モーテル
モーテル由布は大分県由布市にあったホテル。県道216号やまなみハイウェイ沿い、湯部員幹部交番近くに位置する。
道路からは平屋建てに見えるが2階建ての建物で、2階部分が入り口になっている。
1960年代から1970年前後までに開業した施設と推測され、1975年時点での航空写真では2階建て建物の前にも小さな建物があるが、現在はなくなり駐車場となっている。
電話帳に一切記載がないため、記録のある1993年時点で既に閉業していたらしい。
2013年時点で古びた様相となっており、2017年6月頃や2022年10月には駐車場に現場事務所のプレハブが建てられている。
2023年1月時点で建物は多少外壁が崩れているものの概ね綺麗な状態で、入り口看板は「由布」の左上に「モーテル」の文字が消えかけながら残っている。「管理室」内は物で埋もれ、通路には紐で括られた聖教新聞が段ボール一箱分ほど放置されている。
建物内は1階が客室・トイレ・勝手口、2階が客室・浴室・管理室・玄関の構造だったようで、客室は和室で、大人数が泊まれる広い部屋もあったらしい。
また、建物に向かって左側(1階部分の横)には笹に埋もれた倉庫らしい建物も確認できる。
周辺に放置された段ボールの中に「由布茶屋」と袋に書かれた割り箸が大量に残されているが、この茶屋はモーテル前にあり既に解体された店舗だったらしい。
2023-01-08