伊豆の踊り子の家 概要・歴史
謎多き廃屋
伊豆の踊り子の家は静岡県伊東市にある廃墟の通称。
木造2階建て建物で、斜面に立地するため2階部分が入り口になっている。
入り口に戸は残っておらず、入ってすぐに畳の山となぜか「伊豆の踊り子」の文字看板が積まれている。
その奥は畳張りのかなり広い部屋となっており、掃除機や古いテレビ、かなり古い少年ジャンプとマガジンが2冊ほど朽ち果てている。
入口の向かって左側には流し台へ向かう通路が、向かって右側には階段へ続いているらしい通路があり、これらは床が抜け、落とし穴のような状態になっている。さらに入口から少し入った左側にも階段がある。
また建物の外には下側へ降りる階段があり、長いベンチや四角い煙突のあるボイラー室らしいコンクリート小屋へ行くことができる。また、割れた窓から1階に浴場があることが窺える。
以上のような変わった構造から、この建物は通常の民家ではなく別荘か小規模な研修所のような施設だったと考えられる。
なお、残されている少年ジャンプは1977年のもので、「こち亀」の秋本治氏名義が「山止たつひこ」になっている。ただしこれらの雑誌はバラバラに捨て置かれているため、元々ここにあったのではなく持ち込まれた可能性がある。あるいは1977年時点で既にこの建物は放置状態で、雑誌が置かれていったとも考えられる。
2024-01-30