旧・瀧谷橋、旧・芝崎橋 概要・歴史
朽ちた旧橋と御食事処
旧・瀧谷橋、旧・芝崎橋は奈良県五條市にある廃橋。国道168号旧道に位置する。
旧・瀧谷橋は1955(昭和30)年10月に竣工。 1977(昭和52)年に現・瀧谷橋が架橋されたことで役目を終えた。
旧道は落石などで荒れた状態で、橋の上にも雑草が茂っている。欄干は朽ちながらも残り、親柱の銘板も判読できる。橋の中央部分下には鉄骨で支柱が設置されている。橋の北詰には地蔵尊が祀られている。
南側の旧道分岐には「御食事橘」があり、少なくとも2018年時点では営業しているが、2024年3月現在、営業している様子が見られず、店舗裏には業務用冷蔵庫などが野ざらしになっている。ただし住居としては使用されている可能性がある。
また旧道沿いには祠のようなものが複数設置されているが、これは養蜂の飼育箱らしい。
旧・瀧谷橋の200mほど北には同じく1955(昭和30)年10月竣工の旧・芝崎橋がある。同様に1977(昭和52)年に現・芝崎橋に取って代わられ役目を終えた。旧道は建設会社の私有地となっており、バリケードで封鎖されている。欄干も崩れてボロボロになっている。
これらの旧橋が位置する旧道は、1957(昭和32)年に竣工した猿谷ダムによる付け替え道路だった。
2024-07-25