サン・ヴラン・サファリパーク 概要・歴史
フランスの廃サファリパーク
サン・ヴラン・サファリパーク(Parc du Safari de Saint-Vrain)は、フランスのエソンヌ県にあったサファリパーク。サン・ヴラン城の下に位置する。
サン・ヴラン公園(Parc de Saint-Vrain)の一部として、1974年に開設された。英国ベッドフォードシャーのウォバーン修道院内にあるウォバーン・サファリパークをモデルとした施設で、1000頭以上の動物が半開放状態で飼育され、訪問客は車で園内を巡った。
サファリパーク以外にも籠状の巨大鳥小屋や恐竜の展示コーナーが設けられ、1986年にはモノレールが設置された。最盛期には年間60万人以上の訪問客を迎えたという。
1998年にサファリパークは閉鎖され、植物・動物園として営業することになったが、1999年に閉園し再開されなかった。
広大な公園跡が現在も空中写真から確認でき、一部が残された建物跡には落書きが見られる。
2022-03-19