ブリムストーン・ヒル 概要・歴史
ブリムストーン・ヒルまたはブリムストーン・ヒル要塞(Brimstone Hill Fortress)はセントクリストファー・ネイビスのセントクリストファー島(セントキッツ島)にある要塞跡。
17世紀から18世紀にかけて、セントクリストファー島とネイビス島はイギリスとフランスとの間で領有を巡って対立しており、1690年にイギリスがフランスを駆逐した後、同要塞の建設を始めた。建設は90年にも及び、1782年完成し西インド諸島最大の要塞となった。実際の建設作業には、アフリカから連れて来られた奴隷の労働力が充てられた。
1782年2月に、フランス艦隊がブリムストーン・ヒル要塞を攻撃、イギリス軍は頑強に抵抗したが降伏している。
1834年にハリケーンにより要塞は損害を受け、1851年にはブリムストーン・ヒル要塞は放棄された。その後20世紀中頃までは放置されていが、1965年に国立公園になり、破壊を受けた部分は修復され、1985年に国立公園の一部となり、1999年にはブリムストーン・ヒル要塞国立公園としてユネスコ世界遺産に登録された。
2013-06-19
2021-03-11