諏訪之瀬島ヤマハリゾート廃墟 概要・歴史
離島ブームの残した旅荘吐噶喇
鹿児島県鹿児島郡十島村の諏訪之瀬島ヤマハリゾート廃墟。正式には「旅荘吐噶喇(吐火羅、とから)」だった。
離島ブームにより1977(昭和52)年に開業。ヤマハの子会社である中日本観光開発が建設した赤瓦葺きの平屋建て建物で、一時は観光客で賑わったらしいが、グアムやサイパン等に客足をとられて1982(昭和57)年には閉業した。
諏訪之瀬島は吐噶喇列島に属する火山島で、2018年時点で人口79人である。
なお、諏訪之瀬島には同じくヤマハリゾートが作った滑走路があり、1997(平成9)年に村営に移管されているが、現在は航空法の定める飛行場ではなく場外離着陸場として位置づけられている。
2022-01-16