芦ノ牧温泉元湯 概要・歴史
「千と千尋の神隠し」の湯屋のような旅館跡
芦ノ牧温泉元湯は福島県会津若松市大戸町にあった温泉旅館。現役施設である新湯旅館の下、大川の川岸近くに位置する。
芦ノ牧温泉の中でも最も歴史が古く、かつては近郷の人々の湯治場として親しまれた。大川に臨む断崖に建てられた木造建物が独特で、「千と千尋の神隠し」の湯屋のような美しい外観で知られている。
かつてのパンフレットには「素朴で閑静なファミリー旅館」のコピーがあり、付近にある大川馬越やな場での鮎焼きや垂水栗園での栗狩りが行楽として紹介されている。
不使用となった時期は不明だが、電話帳に一切記載がなく、1990年代前半には使われていなかったと推測される。少なくとも2005年時点で廃墟として言及されている。
国道121号線が阿賀川を渡る芦ノ牧橋の上から確認することができる。
なお、付近では大川荘の下にも旧施設らしい建物が見られる。
2014-10-24
2024-03-12