天外天劇場 概要・歴史
日本統治時代に建設された台湾の劇場
天外天劇場は台湾の台中市にある劇場跡。
日本統治時代の1936年3月に完成。3階建て全630席と、当時の台湾で一番大きいヨーロッパ風の劇場で、演劇、京劇、オペラの他に映画上映などにも使用されていた。館内にはカフェやダンスフロアなども備えていた。
戦中は閉鎖され、戦後の1950年に売却され「International Theatre」と改名。1975年から製氷工場に転用されたが、1990年に閉鎖された。
2016年8月に内部の解体が開始されたが、保存を求める声もあり、文化資産の調査のため中断された。
2020年8月時点で現存し、随所で壁面が剥落した朽ちた姿となっている。建物前はバリケードで封鎖されている。
2019-02-06
2022-10-18