松籟荘千味万彩 概要・歴史
北陸プラザホテル松籟荘
松籟荘千味万彩(しょうらいそうせんみまんさい)は石川県加賀市の山代温泉にあった旅館。「王朝ホテル」等と紹介されていることもある。
1954(昭和29)年に創業。
鉄骨鉄筋コンクリート造り11階建て、客室数88室の大規模旅館で、バブル期に改築された建物には大展望風呂や大宴会場などの豪華設備が備えられていた。
『JTBの旅ノート17金沢・能登』(JTB、1995年1月)には「北陸プラザホテル松籟荘」として「104室」「露天風呂・大展望風呂」「冬はカニ・甘エビが美味」「王朝風大殿堂」と紹介されている。「ギリシャ神殿を思い起こさせる外観」で「大浴場もギリシャ風総大理石造」だったという。
『J GUIDE 温泉・宿ガイド 北陸』(山と渓谷社、2000年11月)では1999(平成11)年に新装オープンしたと紹介されており、この際に「北陸プラザホテル松籟荘」から改名したらしい。洋風大浴場以外にも和風の露天風呂があることや、サウナやエステ、オープンキッチンのレストランについて触れられている。
景気低迷により売上が落ち込み、2010年に20億円の負債を抱えて倒産した。
2012年に競売などの破産手続きが終了したが、その後も建物が放置され、年々劣化が進んだ。2019年11月時点で、玄関付近に崩落防止の緑色のネットが設置され、外壁に小規模な落書きが見られた。
2020年7月頃に解体された。
解体され現存していません
2019-08-27
2024-11-08