崖松キャンプ場 概要・歴史
旧・岩室村のキャンプ場
崖松キャンプ場は新潟県新潟市(旧・岩室村)のキャンプ場。
旧岩室村の広報誌「広報いわむろ第400号」(平成7年8月)の年表では「昭和54年8月に完成」とあるが、「広報いわむろ第199号」(昭和53年11月)には「オープン間もないキャンプ場」としてが紹介されている。両者に相違があるが、少なくとも1978(昭和53)年~1979(昭和54)年に開業したらしい。
広さ1.2haで管理棟、便所、あづま屋、炊事場、ファイヤー広場などを備えていた。
「広報いわむろ第279号」(昭和60年7月)には営業当時のキャンプ場が紹介されており、前年度に約2900人が訪れ好評だったことと、景色の良さなどが言及されている。
電話帳には1993年にのみ「岩室村崖松キャンプ場」と記載があり、村営のキャンプ場だったことがわかる。
岩室村は2005年3月21日に新潟市に編入合併し消滅しているが、合併前に既に閉業していたらしい。
2017年時点で敷地内が草木に埋もれ、案内図が経年劣化により判読困難な状態となっており、また2階建て管理棟等の屋根が抜け半壊している。他に炊事場、水道、トイレなどが残っている。
2021年時点で一部建物が全壊、管理棟は朽ち果てており、1991年のカレンダーが残されている。
「山道で母親を探していた子供が転落死してしまい、母親を探す子供の霊が出る」等といった噂があるが、根も葉もない風説の類にすぎない。
2020-09-04
2023-09-20