国民宿舎・紫峰閣は三重県津市にあった宿泊施設。榊原温泉、河鹿荘のすぐ近くに位置する。 1970年代前....

紫峰閣 お気に入りに追加

名称 紫峰閣
住所 三重県津市榊原町
種類 廃ホテル・宿泊保養施設・温泉
三重県の廃ホテル・宿泊保養施設・温泉
スコア
★★★★★★★ 68
現況 現存
評価 ■■■
画像 photos 紫峰閣の写真

紫峰閣 概要・歴史

日本一の名鯉

国民宿舎・紫峰閣は三重県津市にあった宿泊施設。榊原温泉、河鹿荘のすぐ近くに位置する。

1970年代前半頃に開業。

榊原温泉は七栗の湯とも言われ、「枕草子」に「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」と記されるほど古い歴史を持つ。一時廃れるも、1970年代に神湯館、榊原館の2軒により復興し、少し遅れて神湯館の別館として、和室25室洋室5室の清安莊が開業した。この清安莊の建物がそのまま国民宿舎となったのが紫峰閣である。

道路から見ると2階建てだが、榊原川沿いに位置するため、川側から見るとさらに1階分ほどの高さがある。複数建物が川沿いに連なる構造で、端にある新館建物は地上3階建てだった。

総理大臣賞受賞の錦鯉が飼われ、「日本一の名鯉(本年11歳、大正三色)」のテレビCMが放送されていた。「大正三色」はニシキゴイの品種の一種で、白色の体に緋色と黒色の斑紋を持つ。

正確な閉業時期は不明だが、2005年宿泊のブログ記事が見られ、2009年頃まで営業していたらしい。閉業近くまで昭和に作成されたCMが流され続けていたという。2020年10月に破産手続きが開始されている。

2022年3月時点で、敷地内で草木が大きく繁茂し朽ちた様相となっている。

2023年8月時点で現存する。

紫峰閣 画像

紫峰閣(2022年3月)
紫峰閣(2022年3月)
©むつみ解体工業
榊原川側から見ると道路より下にも階がある
榊原川側から見ると道路より下にも階がある
©むつみ解体工業
草木が大きく繁茂している
草木が大きく繁茂している
©むつみ解体工業
紫峰閣
©むつみ解体工業
紫峰閣
©むつみ解体工業
紫峰閣
©むつみ解体工業
新館らしい建物
新館らしい建物
©むつみ解体工業
曲線を生かした作りに特徴がある
曲線を生かした作りに特徴がある
©むつみ解体工業
紫峰閣
提供画像 転載禁止
紫峰閣
提供画像 転載禁止
紫峰閣
提供画像 転載禁止
紫峰閣
提供画像 転載禁止
紫峰閣(2023年8月)。新館らしい建物の1階、大広間跡を覗いたところ
紫峰閣(2023年8月)。新館らしい建物の1階、大広間跡を覗いたところ
提供画像 転載禁止

近くのスポット

紫峰閣 ストリートビュー・空中写真

紫峰閣 関連ブログ・参考リンク

紫峰閣の夜: ☆log
http://miroku.cocolog-nifty.com/blog/2005/08/post_ada8.html
土・日は、ゼミの同窓会で榊原温泉に行ってきた。会場の国民宿舎「紫峰閣」は、M大人文学部卒業生なら泊まったことがなければモグリと云える、伝説の宿舎である。総理大臣賞を受賞した錦鯉が堂々と泳ぐ、時代を感じさせるコマーシャルは今も流れているのだろうか(三重テレビ限定)。
(有)国民宿舎紫峰閣(三重)/破産手続き開始決定 - 小口倒産・破産開始-政治経済・時事・倒産情報 | ...
https://n-seikei.jp/2020/10/post-70783.html
(有)国民宿舎紫峰閣(所在地:三重県津市榊原町浜田*** )は10月5日、津地裁において破産手続きの開始決定を受けました。
榊原温泉に行ってみた | プーの日常。つれづれ日記
https://ameblo.jp/prince-eugen/entry-12246939391.html
紫峰閣という名前の国民宿舎。廃業していました。榊原川に架かる橋から、先ほどの国民宿舎を見たところ。川に面して細長く、かなり大きな施設だったことが分かります。建物のつくりが違うので、増築を繰り返して大きくなっていったと思われます。下流側の橋の上から。画面左の建物も、元国民宿舎の一部。敷地内は相当に荒れており、廃業してからかなりの歳月が経っていると思われます。
強烈な古典的雰囲気を醸し出しているCM【その1】 : 名古屋・東海ローカルCM 備忘録
http://cbcandyou.blog.jp/archives/10254444.html
例えば、2000年当時放送されていたCMと2016年放送されているCMを比較してみても、そのCMに特に思い入れがない限り特に時代の違い的なものを感じません。違いがあるとしたら、地上アナログと地デジハイビジョンといった画質的な違いか、車の形とかくらいでしょうか。以前はファッションの違いでも時代を識別できたりしましたが、最近ではその違いもあまり明確になっていません(ルーズソックスやガングロギャルが映ればさすがに時代が判明しますが)。ところが、1990年代以前となると、全く見知らぬCMでも10年刻みでその“時代感”がはっきりと区別できたのです。90年代と80年代、80年代と70年代ではもう全くその雰囲気が異なり、CMに関して言えばその制作された年代がある程度特定できてしまいます。
静養旅館「清安莊」も開業 : 吾作の榊原温泉たより
https://tagosa.exblog.jp/26167736/
80年前に復興した榊原温泉は神湯館、榊原館の2軒の旅館でスタートしましたが、さらに少し遅れて神湯館の別館として清安莊がオープンしました。貝石山のふもと、唐戸淵を見下ろす景観にも恵まれた静養旅館です。この清安莊も後にその建物を使って、国民宿舎「紫峰閣」となりよく賑わいました。でも10年あまり前でしょうか、オーナーの体調不良で閉鎖されそのままです。懐かしく残る温泉復興時の建物はこの清安莊のみとなりました。建物の形は東にあった玄関が中程に移され2階に宴会場、また西となり(写真右)に客室が増築されています。カラー写真は現在の風景です。
三重県・久居町榊原 榊原温泉、久居町中射場 久居赤線(北新地遊郭)跡: オブスタクル・ライツの記憶
http://ahoujin.sblo.jp/article/187375031.html
モニュメントのように川沿いに建っている国民宿舎・紫峰閣の廃墟が印象的な榊原温泉でした。
津市 社宮司温泉~榊原温泉 源泉を求めて散歩: 林道・ダム・鉱山の勝手な記録
http://netishim.seesaa.net/article/475847647.html
近くにはもう一つ国民宿舎 紫峰閣 の跡と言っていいのかな。そんなのも有る。
三重県・久居町榊原 榊原温泉、久居町中射場 久居赤線(北新地遊郭)跡 - オブスタクルライツの記憶
https://ahoujin.com/%E4%B8%89%E9%87%8D%E7%9C%8C%E3%83%BB%E4%B9%85%E5%B1%85%E7%94%BA%E6%A6%8A%E5%8E%9F%E3%80%80%E6%A6%8A%E5%8E%9F%E6%B8%A9%E6%B3%89%E3%80%81%E4%B9%85%E5%B1%85%E7%94%BA%E4%B8%AD%E5%B0%84%E5%A0%B4%E3%80%80/
モニュメントのように川沿いに建っている国民宿舎・紫峰閣の廃墟が印象的な榊原温泉でした。