http://tomhet.doorblog.jp/archives/57954401.html
川岸の山肌を縫う様に複数の建物を階段で繋ぎ、出鱈目に構成された古の木造旅館。現代では建築する事は不可能な程の滅茶苦茶な構造と、古き良き和の趣。失われた風流が、荒廃しても未だ残る此の木造建築は、美しき日本の伝統の語部。殆ど壊滅状態と言って良い小さな温泉街の外れで、其の存在を木々の中に少しずつ隠しながら、其の体躯を歳月に蝕まれながら、まるで仙人の如く、山間の虚空を見詰め続ける廃旅館。此れは、文化的価値が有っても決して不思議では無い、妙なる廃墟「上の湯旅館」である。
https://www.itjigoku.com/entry/obara-katsuranoyu
山道を進んでいくと上の湯旅館と言う廃旅館の建物がありました。
https://blog.goo.ne.jp/jo7tcx/e/50df446603386f132277bc119ff1cd0b
以前のパンフレットをみると、かつらや、いづみや、河鹿荘、ニュー鎌倉、上の湯、中の湯、しんゆの7軒あったようで、自分の記憶としても温泉地らしい雰囲気があったように思います。今回お世話になったのは以前に泊った旅館の隣の比較的大きな宿です。もう一軒は国道沿いの離れた場所にあります。なので、渓谷沿いに残るのはこの一軒のみなのです。今はどんな様子なのか、ふと思いたって、訪ねてみました。