平石山荘 概要・歴史
平石山荘は東京都西多摩郡奥多摩町の民宿。
築130年の建物を改修し1974年に創業。全3室の小さな宿だが、野草や山菜、ヤマメの料理が評判を呼び常連客が多く訪れるようになったという。
比較的近年まで営業していたらしく、2020年時点で「もう開いていないようだが清掃はされているらしい」と言及されている。
2021年時点で建物自体に大きな損壊等はなく、屋根に「平石山荘」の文字があるのが空中写真からも確認できる。2023年7月時点でも外観上の損壊等はなく、管理されている様子である。
なお、平石山荘から平石尾根方面へ進んだ先の御前岩付近には、1980年代後半頃まで法印と呼ばれる僧侶が住み着いていたという。平石山荘の主が山を下りて生活するように勧めても断り、トンネルに住み着いて故人の命日に山を下りて法要を営んだらしい。
法印の暮らしていたというトンネル状のコンクリート遺構が残っていおり、位置的に奥多摩工業曳鉄線の関連施設とも考えられるが、詳細不明である。
また、平石山荘より少し山側(北側)にも1軒の民家跡がある。
2023-04-21
2024-03-26