小和田駅近くの廃ミゼットは静岡県浜松市天竜区にある廃車。 JR東海飯田線小和田駅(こわだえき)付近...

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名称 小和田駅近くの廃ミゼット
住所 静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家
種類 廃車・廃船・廃飛行機
静岡県の廃車・廃船・廃飛行機
スコア
★★★ 59
現況 現存
評価 ■■■

小和田駅近くの廃ミゼット 概要・歴史

小和田駅名物のダイハツミゼット

小和田駅近くの廃ミゼットは静岡県浜松市天竜区にある廃車。

JR東海飯田線小和田駅(こわだえき)付近には天竜川沿いの住居跡北東側に1台(ミゼット①)、散策道を小和田駅そばの製茶工場付近から東の方に行った南側の斜面を登ったところに2台(ミゼット②③)、少なくとも3台の廃ミゼットがある。また他にもトンネル横の崖下に1台、崩落により進入できなくなった林道門谷線に2台のミゼットがあるらしい。

これらのうち住居跡北東側の1台については、観光列車である飯田線秘境駅号で配布されるガイドにも掲載されており、また列車のアナウンスで「小和田駅名物のダイハツミゼット」と紹介されている。比較的容易に確認でき、1960年式ミゼットMP4前期型らしく、外れた後輪が傍らに転がっている。

斜面の上の2台のうち転倒していないものは1962年式ミゼットMP4後期型らしい。これらは見学に危険が伴うためか公式にはアナウンスされていない。

小和田駅は現在道路が通じておらず自動車で訪問できないことなどから、鉄道ファンには秘境駅の一つとして知られている。そのためこれらのミゼットは、何のためにどうやってこの場所まで来てどうして放棄されたのか、ミステリアスな存在となっている。

小和田駅周辺は、1936年に開業し1957年竣工の佐久間ダムにより水没するまでは商店や工場、住居、鉄道関係者のための宿舎等があり、小和田駅の西約1kmの天竜川対岸にあった佐太集落との間に佐太橋(1923年竣工)が架かっていた。

しかしこれらのミゼットは佐久間ダムの湛水開始した1955年より後の年式のため対岸から入ってきたとは考えにくい。上流の放置車両が増水によりここまで流されてきたとの可能性も否定はし切れないが、門谷集落から入ってきてここに放置された可能性が高い。門谷集落は1970年頃に人口が流出し実質的な廃集落となっているため、放置もこの頃と考えられる。

ダイハツ・ミゼットはダイハツ工業が1957年から1972年まで生産・販売していたオート三輪(軽自動車規格の三輪自動車)で、「街のヘリコプター」のキャッチフレーズや「みんみんミゼット」のコマーシャルソング、テレビCMのいち早い活用例として知られ、1950年代末のオート三輪ブームにおいて一世を風靡した。

小和田駅近くの廃ミゼット 画像

小和田駅近くの廃ミゼット①(2023年5月)
小和田駅近くの廃ミゼット①(2023年5月)
アナウンスでも「小和田駅名物のダイハツミゼット」と紹介される
アナウンスでも「小和田駅名物のダイハツミゼット」と紹介される
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外れた後輪が傍らに転がっている
外れた後輪が傍らに転がっている
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小和田駅近くの2台の廃ミゼット②③
小和田駅近くの2台の廃ミゼット②③
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小和田駅近くの廃ミゼット
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小和田駅近くの廃ミゼット
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小和田駅近くの廃ミゼット
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小和田駅近くの廃ミゼット
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小和田駅近くの廃ミゼット
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小和田駅近くの廃ミゼット
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飯田線の運賃表が落ちている
飯田線の運賃表が落ちている
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近くのスポット

小和田駅近くの廃ミゼット 関連ブログ・参考リンク

飯田線の小和田駅下方にあるミゼットはどこから来てなぜ放棄されたのか~鉄道関連趣味の部屋♪
https://favorite-selection.com/railwaypageiidasen_kowada_daihatsu_midget_top1.html
遺棄された2台のダイハツ ミゼット住居跡東側に遺棄された2台のダイハツ ミゼット 現在は飯田線の秘境駅として知られる小和田駅で下車して、駅前西側にある「散策道」を下りて行くと製茶工場跡と住居跡があり、住居跡を東のほうへ少し行くと向かって右手側(南側)の少し小高いところに、この2台のダイハツ ミゼット(MP型)が遺棄されています。 わたしが現時点で知るところでは、小和田駅周辺には遺棄されたダイハツ ミゼットがこの場所に2台、天竜川沿いの住居跡北東側に1台、そして他の方の情報では、かつて小和田駅の南西方向へ続いていた小道の近くにミゼットらしき廃車が1台、計4台の遺棄されたミゼットがある可能性があります。(3台は確実) 今回わたしが小和田駅を訪れて出会うことができたミゼットは、巷でもよく知られている3台でしたので、このページではその3台についてご紹介させていただきたいと思います。
JR東海・飯田線の秘境駅「小和田駅」へ行ってみました!(ダイハツミゼット編) | ヨッシーハイムannex
https://ameblo.jp/ayumuhito12/entry-12754705805.html
◎前回に続いてJR東海・飯田線の秘境駅「小和田駅」の周辺にある残存物であるダイハツ・3輪ミゼットを撮影してみました。一時「2輪の整備士」をやっていた自分はこの放置車両に興味があり、自分の知っている範囲でこの車両について五月蠅く書いていますので、興味の無い方は適当にスルーして下さい。
秘境の駅小和田│気づきメモブログ
https://casinogigi.hamazo.tv/e2628366.html
途中懐かしいミゼットが2台捨てられています。当時は小和田駅とつながる大切な交通手段だったようだ。このミゼットで農産物特にお茶を小和田の茶工場に運んだり生活必需品を運んだりしたのだろう。このミゼット自体も貨車で小和田駅まで運ばれてきたようです。当時も今もこの地域には車ははいりません。林道の幅は2mですからこのサイズがやっとですね。
人里離れ、道路もない山深い秘境駅の周りは全てが朽ちていた。飯田線小和田駅~廃なるものを求めて 第11...
https://san-tatsu.jp/articles/89387/
一瞬何かの家電かと思ったら、オート三輪“ダイハツ・ミゼット”が転がっている姿でした。おお……いきなりミゼットが! 昔の小和田駅には車が走ってこられたのか?おお!ダイハツ・ミゼットだ!倒れたミゼットの廃車体はヘッドライトも欠損し、両眼がえぐられたようにポッカリと穴が開いていて、遠目に見たらちょっと恨めしそうな雰囲気が漂います。
小和田駅脱出計画(前編)
http://pcitorn-nitikaku.sakura.ne.jp/kowada.html
 小和田駅周辺ポイントその4 ミゼットの廃車体 これも定番。小和田駅へかつて車道が通じていた証拠であり、廃屋群から天竜川へ下ってゆく道の途中にある。 このミゼットで小和田を訪れられた頃(昭和31年以前?)のこの辺り様子のは、今となっては想像もつかないが、当時の写真等あればぜひ見てみたいものである。 ちなみにこのミゼット、2005年当時とは大幅に向きが変っているが(マウスオーバーで表示します)、人為的なものであろうか(撮影の為?)
でーめも 小和田駅探索<前> ~飯田線の旅(2)
http://dhiemueichi.blog.fc2.com/blog-entry-258.html
小和田駅名物!? 道端に転がる「廃」ミゼット。この道が確かに車道だった証。退路を絶たれた今、静かに朽ちていました。