17つの家は、福島県二本松市にある廃屋群。

1987～1992年に一帯が造成され建物が建てられている。1992年時点で9～10の家が確認できる。家の数はその後は増えず、「17つ」というのは言い過ぎである。

城壁に臙脂色瓦の南欧風二階建てを主とし，北欧風の住宅、和風の住宅などが混ざっていた。

モデルルームが放置されたと言われるが、数が多すぎるため、建売住宅だったのではないかと推測される。

2000年前後には打ち捨てられた状態となり、山口県光市にある廃墟「七つの家」をもじって「17つの家」と呼ばれるようになった。

かなり荒れた状態となり、一部の建物は不審火により焼失。

心霊スポットなどと言われ「惨殺事件が起きた」等の噂があるが、都市伝説の域を出ない。

2009年に分譲地主による違法解体、焼却、廃材埋設が発覚したらしく、ほとんどの施設が解体された。焼け跡のような状態となっているのが2010年に確認されている。

その後も2014年頃までは朽ち果てた遺構が残っていたが、2016年までにすべて更地にされ、太陽光発電設備が設置された。