トトロの家 概要・歴史
明らかにトトロはいない
トトロの家は、愛知県名古屋市にある廃屋。日光川が伊勢湾に注ぐ、農地と住宅が入り交じる一帯に位置する。
「となりのトトロ」に登場する家に似ていることから、「トトロの家」と通称されている。かつて三鷹にあり不審火により全焼した「トトロの家」とは無関係である。
敷地内には工場のようなガランとした大きな建物と、RC二階建て住居がある。
工場状の建物は1970~1975年に建築。この時点では工場状建物の他に小さな小屋のような建物だけがあった。1982年までに小屋がなくなり、奥のRC二階建て住居が建設された。
不使用状態となった時期ははっきりしないが、2004年時点で敷地内に草木が繁茂しているのが空中写真から確認できる。
2000年代中頃には廃墟や心霊スポットとしての言及が見られる。この時点で、工場状建物にはトヨタのタウンエースバンが放置されている。
このタウンエースバンは、少なくとも2012年時点で焼け焦げた状態となっているが、いつ頃火を付けられたものか不明である。
2012年時点で、RC二階建て住居は建設途中で放棄されたように生活感がない。階段はコンクリート剥き出しのままである。扉が持ち去られたのか取り付けられなかったのか、入り口は戸のない状態となっている。
2018年時点で現存する。
航空写真およびストリートビューからでも確認することができる。
2012-06-22
2023-03-08