定山渓熊牧場 概要・歴史
定山渓熊牧場(じょうざんけいくまぼくじょう)は北海道札幌市南区にあった熊の観光牧場。国道230号線沿い、無意根山山麓に位置する。
1969(昭和44)年に開業。
4月下旬から11月中旬まで営業、冬季は休業する形態で、熊だけでなくアライグマやウサギ、エゾシカなども飼育されていた。
最大100頭のヒグマを飼育し、ピーク時には年間1万人の来場者があったという。入場料は1,000円で、クマの餌が200円で販売されていた。
2004(平成16)年1月、施設老朽化や収益悪化に加え、動物愛護団体からの提言もあり、展示施設としては閉園することになった。
2010(平成22)年4月に所有者が「株式会社ふくじゅ」に変更され、2011(平成23)年時点で定山渓グランドホテル(ハマノホテルズ経営)の所有となっている。
2018(平成30)年8月頃にはなお一頭の熊が劣悪な環境で放置されているとネット上で話題になったが、行政による年複数回の立入検査が実施されており、適切な指導を受けているらしい。
展示施設としては閉園しているが、現在でも熊の飼育が行われているらしく、廃墟ではない。
痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません
2014-02-09
2024-04-09