新田さん家 概要・歴史
門だけ立派な「静岡三大心霊スポット」
新田さん家は静岡県静岡市清水区にある家の通称。
雑木林の中に唐突に立派な門扉が構えられているためか心霊的な噂が立ち、大崩海岸、日本平パークウェイの歩道橋と並び、静岡三大心霊スポットと言われているらしい。「一家心中があった」「業者が解体しようとすると不吉なことが起こる」「夜になると、鈴の音やお坊さんの声、子供の声などが聞こえる」などと言われているが、根も葉もない風説の類に過ぎない。
門構えが重厚な割に実際に建っているのはプレハブ小屋と高床式のログハウスだけで、1970年前後に建設されたものらしい。
少なくとも2012年頃には門扉が錆びつき長年使用された様子がないが、放棄されたわけではなく一定の管理が行われている。
2023年4月時点で現存し、錆びた門にはチェーンと南京錠が掛けられており、剥がれかかっているものの警備会社のステッカーが貼られている。門のすぐ右側には配電盤と電気メーターがあり通電しており、交換期限が「平成38年」となっているため、定期的に交換されているらしい。向かって右側の門柱には落書きがされている。さらに鉄条網やアコーディオン型の門扉、スナックの看板などが敷地と道路の間に柵のように設置されている。
ログハウスは門の左方向にあり、道路から眺める限りでは高床式の平屋建てで、大きな損壊も見受けられず、経年劣化による汚れやくすみを除けばかなり綺麗に管理されている。また目立つ場所に警備会社のステッカーが取り付けられている。
門の右方向には小さな倉庫があり、外には錆びついたガスボンベ用の台車が立てかけられている。また、門から直進した方向には灯篭が2基ほど茂みの中に立っている。
痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません
2016-03-01
2023-04-12