龍宮かに荘は佐賀県藤津郡太良町にあった旅館、飲食施設。長崎県との境にある竹崎島に位置する。 龍宮....

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名称 龍宮かに荘
住所 佐賀県藤津郡太良町大浦甲
種類 廃ホテル・宿泊保養施設・温泉
佐賀県の廃ホテル・宿泊保養施設・温泉
スコア
★★★ 70
現況 現存
評価 ■■■
画像 photos 龍宮かに荘の写真

龍宮かに荘 概要・歴史

台風で破壊された龍宮城

龍宮かに荘は佐賀県藤津郡太良町にあった旅館、飲食施設。長崎県との境にある竹崎島に位置する。

龍宮城のような城の形をしたユニークな建築である。名物「竹崎蟹」の料理で知られ、太良温泉で最初の源泉を引湯した温泉でもあった。

開業時期不詳ながら、太良温泉(たらおんせん、たら竹崎温泉、太良海浜温泉)の開湯した1972(昭和47)年頃と推測される。現存する建物は建て替えられた2代目らしい。1階にフロント、ロビー、喫茶・スナックおよび101~112号の客室、2階に201~203の客室および宴会場、大浴場があった。宴会場は「浦島」「乙姫」「亀」と浦島太郎にちなんだ名称が付けられていた。

『日本の郷土料理 11』(石毛直道、ぎょうせい、1986年3月)には「有明海でとれる竹崎カニをいけすに放ち、調理寸前にとりだすようにしている」「秘伝のタレで食べる姿煮はいうことなし」と紹介されている。

同地はこの竹崎カニ発祥の地であり、龍宮かに荘の傍らには龍宮かに荘初代当主である石田仁一翁の顕彰碑とともに、以下の説明板が設置されている。

「この顕彰之碑が経っている場所は龍宮かに荘初代石田仁一翁が昭和二十三年八月太良町で初めて学名(ガザミ蟹)を竹崎かにと命名して世に送り出した当時のかに炊事場跡地である。記 昭和六十二年七月吉日」

そのすぐ隣には、1995年7月に龍宮かに荘により設置された「竹崎島誕生の由来」の案内板があり、竹崎島は1971(昭和46)年に松本徰夫(ゆきお)博士によって竹崎火山と命名された単独火山と説明されている。

かつては龍宮かに荘のホームページがあり、社長の詩吟が聞けるようになっていたが、現存していない。

2000年代中頃までは営業していたらしく、電話帳には2005年まで記載がある。台風被害により閉業を余儀なくされたという。

2014年時点で壁や天井が剥落し、かなり朽ちた状態となっていた。

2024年11月時点で現存し、建物外観は往時のままながら、内部は天井が落ちて劣化が進んでいる。

龍宮かに荘 画像

龍宮かに荘(2024年11月)
龍宮かに荘(2024年11月)
© 2025 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
裏側
裏側
© 2025 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
側面通路
側面通路
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側面通路
側面通路
© 2025 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
フロント
フロント
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許可を得て撮影
許可を得て撮影
© 2025 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
龍宮かに荘
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床は天井は劣化が進んでいる
床は天井は劣化が進んでいる
© 2025 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
龍宮かに荘
© 2025 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
龍宮かに荘
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スナック
スナック
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龍宮かに荘
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建物裏の海岸
建物裏の海岸
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建物前の案内板
建物前の案内板
© 2025 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
龍宮かに荘
© 2025 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
龍宮かに荘
© 2025 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止

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龍宮かに荘 ストリートビュー・空中写真

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龍宮廃墟 - 魅惑のワインと出会う100の方法
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「龍宮かに荘」とある。海の傍です。龍宮城でも作ったつもりだったのでしょうか。そばにはこんな看板も。そう、ここは竹崎。まずは左側に回りましょう。いい物件です。ちょっとワクワク。正面から入口は閉まっていますが、ガラス戸から覗きましょう。入れないので、正面より右側へ
佐賀編
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日本全国あやしい城巡り佐賀県*元祖竜宮かに荘* 竹崎城に向かう途中で、何度か「竜宮かに荘」と書かれた看板を目にしたのですが、その看板の上に鯱が載っているのが気になり、ついでなので竹崎城から国道に戻らず先に進んで竹崎港まで行ってみました。 すると、港の先端付近にそれっぽい建物が有りました。これが、竜宮というのですから竜宮城をモチーフにした建物なのでしょうけど、中国風の城というよりかは明らかに日本風の城に近い意匠です。2004年8月撮影 戻ってから調べて見ると、この竜宮かに荘にはホームページが有って、竹崎城を調べた時に見たページの上位のページでした。もしかすると竹崎城にも関係しているのかも知れません。 ちなみにホームページでは社長の詩吟が聞けたりします。元祖竜宮かに荘のページ*竹崎城址展望台* 佐賀県と長崎県の県境に近い太良町の竹崎島は温泉もある観光地ですが、その東側の高台に平成4年に建てられた竹崎城址展望台があります。 二層三階の展望台で、開放的な造りになっています。2004年8月撮影あやしい城に戻る
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県内外から多くの食通が足を運ぶカニ料理。テーブルにゆで上がったばかりのカニが並ぶ=太良町大浦竹崎の龍宮かに荘
温泉旅行記 佐賀 陶磁器・温泉・海の幸
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kenta_T/saga02.html
有明海にちょこっと突き出した竹崎島は、約数十万~200万年前に噴火した火山なのだという。入り江になっている竹崎港は旧噴火口なのだとか。その竹崎港に面して立つ竜宮かに荘、今日はここで一泊する。まるで竜宮城にでも来たかのような概観、でも中はフツー。無色透明無味無臭の単純温泉に特筆すべきはない。竜宮かに荘ここ竹崎といえば蟹。夕食は蟹ですぞーっ! 茹でたての竹崎ガニ(ガザミ)が2杯、刺身、茶碗蒸しなど数品。竹崎ガニはシンプルに塩茹で、これが一番! 蟹ミソと酒って合うんだよねぇーっ! 酒が進む‥。このシラサエビとかいうこの辺りの小海老、これもなかなか美味ですなぁ。 最後はカニ雑炊、これはちょっと上品過ぎるお味付け。茹でガニが2杯かに味噌って旨いんだよねぇカニ雑炊食事も終わり、部屋でゴロゴロ‥‥、ふと窓から外を見やればいい月が出てるじゃないですか! もぅちょいと酒でもやりましょかね。月見酒ってことで!
なかおっちの温泉を行く:外伝 |太良竹崎温泉 竜宮かに荘
http://iousen7.blog52.fc2.com/blog-entry-225.html
防波堤のすぐ傍の道路に立つ一軒宿。なんとも風変わりな城郭風の建物が印象的。余りに海に近い為、台風の高波で一時休業されておりました…無色透明無臭の湯だが、大浴場は窓からの眺めが良い。