タピック45 概要・歴史
3人の命を救った道の駅
タピック45は岩手県陸前高田市にあった道の駅。国道45号線沿いに位置する。
1991年に開設。正式には「道の駅高田松原」で、「陸前高田シーサイドターミナル」「タピック45」の愛称で親しまれていた。
元々津波避難施設としての役割もあり、海に向かって階段を成す構造は避難の便を考えてものものだった。
2011年3月11日の東日本大震災では、実際に3名が同施設に登ることで津波から逃れている。堅牢な構造のため建物本体外観に大きな損傷は生じなかったものの、津波の圧力を強く受けた内部は大きく損壊している。国道側にあった増築部分は跡形もなく流された。
修復されることなく震災遺構として保存されており、一帯は「高田松原津波復興祈念公園」として整備が進められている。内部の見学はパークガイドの同伴が必要となる。
痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません
2024-01-12