沼尻鉱山(ぬまじりこうざん)は福島県耶麻郡猪苗代町にあった硫黄鉱山。 安達太良山の西側斜面を鉱区...

沼尻鉱山 お気に入りに追加

名称 沼尻鉱山
住所 福島県耶麻郡猪苗代町
種類 廃鉱・採石場跡
福島県の廃鉱・採石場跡
スコア
★★★★★★ 24
現況 現存
評価 ■■

沼尻鉱山 概要・歴史

沼尻鉱山(ぬまじりこうざん)は福島県耶麻郡猪苗代町にあった硫黄鉱山。

安達太良山の西側斜面を鉱区としており、江戸時代には会津藩と二本松藩が権利を争った。

1888(明治21)年7月に欧米式の精錬方式が導入され採掘が活発化し、沼尻鉱山発祥の地である沼ノ平で硫黄精錬が開始される。

1900(明治33)年7月に安達太良山が大噴火。火砕流が採掘場を襲い、死者72名、負傷者10名の惨事となった。採掘事業は一時停止され、1906(明治39)年に再開された。

1907(明治40)年4月に日本硫黄株式会社が設立される。また精錬所が移設される。

1908(明治41)年より沼尻鉄道の軌道敷設が開始され、1913(大正2)年5月に川桁駅 - 沼尻駅間の全線が開通する(後の磐梯急行電鉄)。

1964(昭和39)年6月に株式会社日本硫黄観光鉄道、1967(昭和42)年8月に磐梯急行電鉄株式会社と社名変更。

1968(昭和43)年6月に閉山した。

倒壊した建物跡、放置された機器類、坑口跡などが残る。

沼尻精錬所付近には鉱山住宅、沼尻小学校、ズリなどがあったが、現在はボナリ高原ゴルフクラブとなっている。元山採鉱所付近には元山小中学校があったが撤去されている。

鉱山近辺は温泉の源泉が湧き出し、硫化水素が発生しているため危険がある。現在も重晶石などが採取できるらしい。

この物件のオリジナル画像をご提供頂ける方は、ぜひこちらよりご連絡下さい

近くのスポット

沼尻鉱山 ストリートビュー・空中写真

沼尻鉱山 関連ブログ・参考リンク

沼尻鉱山(福島県)
http://www.ja7fyg.sakura.ne.jp/kouzan/numajiri/numajiri.html
沼尻鉱山福島県耶麻郡猪苗代町沼尻昇華鉱床・鉱染鉱床沼尻鉱山は、福島県の中央部にある安達太良山の西斜面標高1000m以上にあり古くから硫黄の採掘が行われていた。明治に入り細野次郎、渋沢仁之助両氏が欧米式蒸気製錬を取入れ開発に着手したが、明治33年7月沼の平大噴火
沼尻鉱山の小中学校
http://kaido.the-orj.org/waki/bun_numa.htm
猪苗代町立吾妻第二小学校沼尻分室(福島県)2015.01作成[TOP][寄り道][分校・廃校一覧]猪苗代町立元山小中学校ある日、知人より「沼尻鉱山にあった学校の位置が分からない」との質問があったので、手持ちの資料を送った。その後、改めて調べてみたところ、2校を
沼尻鉱山跡トレック 猪苗代町
http://www.aizuyamanokami.com/201110numajiriipanf1.html
安達太良山麓沼尻鉱山跡トレックツアー猪苗代湖畔志田浜温泉から、磐梯吾妻スカイライン方面に向かう。中ノ沢温泉に右折して間もなく、左折して沼尻スキー場に向かう。林道最終地点に、安達太良様の登山口。沼尻鉱山跡入口がある。◆登山口から歩いて約3
福島県沼尻鉱山の重晶石
http://mineralhunters.web.fc2.com/numajiri.html
福島県沼尻鉱山の重晶石1.初めに千葉県の石友・Tさんから、「福島県沼尻鉱山の重晶石産地を案内します」というメールをいただいた。福島県沼尻鉱山だけでは、時間が余るので、磐越道沿いにある「津川町(現阿賀町)柳新田の赤色輝沸石」そして「三川鉱山の二次鉱物」を求めての