香北町立河野小学校 概要・歴史
香北町立河野小学校(こうのしょうがっこう)は高知県香美市香北町河野にある学校跡。林道西又河野線沿いに位置する。
1872(明治5)年、氏神山祇神社の拝殿を利用し学校を開く。
1948(昭和23)年、暁霞村立河野小学校として独立、初めて秋季運動会を開催し地区民を喜ばせる。
1961(昭和36)年、香北町発足により香北町立河野小学校に改称。
1977(昭和52)年、大宮小学校に統合され廃校。
林業が盛んだった時代には30人ほどの児童がおり、閉校時でも10人ほどの児童が通っていたという。
現存する校舎は昭和初期に建てられた木造校舎で、敷地140坪(間取り、職員室、教室×2、宿直室、廊下、玄関。トイレは別棟)。
その他、校庭90坪、運動場475坪、後年になって運動場の一部に講堂と給食室が作られた。
保存状態は良好で、同時期に廃校となった畑山小学校正藤分校(安芸市・1975(昭和50)年廃校)や長者野小学校(室戸市・1978(昭和53)年廃校)のように廃校後は荒れ果てて崩壊が進む木造校舎が多い中、1977(昭和52)年に廃校になったにもかかわらず、山間部の山に囲まれた地形のためかほとんど校舎の崩壊が見られない。
また、運動場には草に覆われてほとんど原型が分からなくなってる軽トラック(三菱ミニキャブ)が放置されている。
2019-09-24
2019-11-06