眠雲閣落合 概要・歴史
和会席料理が売りだった
眠雲閣落合(みんうんかくおちあい)は静岡県伊豆市のホテル。湯ケ島温泉、国道414号線沿いに位置する。
『交通公社のエースガイド伊豆・箱根・富士』(日本交通公社、1987年)では、前身となる「落合楼」について、「炭火焼の天狗焼が自慢」「室内温泉プール、大露天風呂は通年」「2階、59室」と紹介されている。『Uガイド16 伊豆』(昭文社、1988年4月第2版発行)でも「湯ケ島温泉屈指の老舗」と言及されている。
『マップルマガジン伊豆1996年版』(昭文社、1996年3月)では「眠雲閣落合櫻」として「狩野川の両岸に建つ和風旅館」「客室は全56室」と紹介されている。東館が最もエコノミータイプで、本館・南館、清流亭、眠雲亭と続いたらしい。
『日本の宿13 伊豆・箱根の温泉宿』(JTB、1993年11月)では、露天風呂「天狗の湯」や室内温泉プール、会席料理等が紹介されている。
その後に経営が破綻し、本館が「落合楼村上」、新館が「眠雲閣落合」として再出発した。本館と新館は狩野川を跨ぐ通路により接続されており、この通路は別経営になってからも残っている。
新館だった「眠雲閣落合」は狩野川沿いの斜面に立地し、国道から最上階にアクセスする構造だった。全37室で、和会席料理を売りとしていた。2010年頃に公開されたい地域情報動画サイトの映像には営業当時の館内の様子が残されている。
2014年2月に閉業。
2018年8月時点では国道沿いに看板があったが、2019年7月までに撤去されている。2020年12月時点で建物は現存する。
なお、「落合楼村上」については改称のうえ現役営業している。
2021-01-04
2025-03-08