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魚見岳台場は、長崎県長崎市にあった砲台跡です。歴史江戸時代を通じて唯一外国に開港されていた長崎港には、江戸時代初期より台場が設けられていました。承応二年(1652)には7か所の台場が設けられ、「古台場」と呼ばれています。さらに、戸町と西泊に番所を置き、長崎港の警備を行いました。文化五年(1808)にフェートン号事件が起きると、さらなる海防強化することとなり、「新台場」5か所、「増台場」4か所が設けられました。さらに幕末になり嘉永六年(1853) 長崎港外の強化のため、佐賀藩が3か所に台場を新設し「佐賀台場」と呼ばれています。現在、これらのうち保存状態のよい3か所(魚見岳台場跡、四郎ヶ島台場跡、女神台場跡)が長崎台場として国指定史跡となっています。