河内窯 概要・歴史
九州民芸村の向かい
河内窯は福岡県北九州市の陶芸工房。
道路の向かいにあった「九州民芸村」と共に1970年代前半頃に開設されたらしい。
白壁に囲われた敷地内には、門の両側にそれぞれ1棟の建物、奥には長細い建物があった。
ある陶芸家のプロフィールに「1969年九州民芸村の河内窯に招かれ、設立に尽力する」といの記載があることから、九州民芸村とは関係が深く、あるいは民芸村の一部であったと考えられる。
なお、電話帳には1999〜2001年にのみ記載があり、2004年のみ同住所で「陶工房YUKI」という記載があったため、九州民芸村より先に閉業しているらしい。
2013年時点で門扉に「売家」の看板が設置され、朽ちた様相となっている。
2021年までに門扉ごと倒壊、2022年9月時点で白壁に囲まれた敷地内は鬱蒼とした森になっている。
なお「九州民芸村」は家具やステンドグラス、染色などの全部で15館の工房から成る工芸体験施設で、茶室や池、アスレチックなども備えていたが、2009年11月に閉館。
施設の一部はカフェや自動車店に転用されているが、河内窯の向かい付近の建物は不使用のまま草木に埋もれている。監視カメラ等が設置され管理されている。
2023-07-24
2023-08-08