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関東廃線鋼索鉄道・索道案内35、東武興業赤城山ロープウェイ※この施設は現在撤去されています。またまた東武興業です。東武興業の観光開発は高度経済成長期向きで、現在に適応できなかったようです。この赤城山ロープウェイも平成10年初頭に休止となり、復活することもなく廃線となってしまいました。赤城山観光の地盤沈下で観光客が減ったことと、リフトを乗り継いでロープウェイに乗ると言うフットワークの悪さ、そして地蔵岳に登ってもたいした物がなく、電波塔だらけで興ざめしてしまうことなどが廃線の原因になったと推測されます。赤城山リフト赤城大洞(あかぎだいどう)乗降場跡です。看板が立っていますが、車で快走すると気付かずうっかり通過してしまいそうなところにあります。乗降場跡の横はスキー場になっていて、かつては東武興業が経営していたと思いますが、現在は規模を縮小して地元自治体が運営管理しています。地蔵岳の観光案内板。下にさりげなく森永のコマーシャルがあるところが良いです。この案内板をみると、地蔵岳には地蔵尊や展望台などがあって、かなり楽しそうな感じがします。看板端にはロープウェイ休止の案内板があって、当初は平成12年に復活させる予定でしたが、結局復活されず、現在に至っています。中禅寺温泉ロープウェイも同じステップで廃線となり、東武興業の資質が疑われるところです。赤城大洞乗降場手前にある、リフトに乗る際のお願い。「下さい」のオンパレードです。折角平仮名漢字フォント比を1対3にして見やすくしても、「下さい」オンパレードが全体をおかしくしています。乗降場です。リフトのロープは残っていますが、搬器(椅子)は外されて残っていません。スキー場脇を登って行きます。中間地点付近にて。かなり下は荒れています。赤城平乗降場です。ここでロープウェイに乗り換えです。ロープウェイからリフトへ乗り換えは分かりますが、リフトからロープウェイに乗り換えるのは変な感じです。ロープウェイ赤城平駅です。手前はリフトの支柱です。「平」と言っても僅かな平地があるだけで特にここには何もありません。ロープウェイをここから乗るのではなく、赤城大洞から乗れるようにしていたら、もうちょっと便利だったと思います。地形上それは不可能ではなかったはずです。なお、下の道路からこの駅まで従業員用道路が残っているのですが、草ぼうぼうで車どころか歩くのも大変です。一方こちらは山頂側の地蔵岳展望台駅です。窓口等は板で閉ざされています。地蔵岳展望台からこの駅に来るまでの道だけなぜか綺麗に整備されています。地蔵岳下の大沼付近を走っている暴走族の爆走音がここまで聞こえてきます。でも大きな音をたてても、さすがにここまで登山してくる根性のある暴走族はいません・・・。この駅はなんか古い体育館のような形の建物になっています。全体的に安っぽい感じがします。地蔵岳展望台駅にとまっている搬器です。かなり小型の搬器で、「やしお」と言う愛称がついています。搬器を全面より撮影。現役路線では絶対にできないショットです。窓の桟が多く、展望しにくそうです。赤城山ロープウェイの支柱です。かなり変わった形をしています。全線で大沼が見渡せ、景色が良かったロープウェイだと推測されます。駅名にもなった展望台です・・・。思わず「ふざけるなー!」と叫びたくなるようなちんけな展望台です。でも展望は良いですが・・・。地蔵尊も、ただ釜蓋に乗ったお地蔵様があるだけ(しかも最近復活させたので真新しい)です。奥には平然と電波塔があり、なんだか赤城大洞にある看板にだまされたような気分になります。もちろん、私は登山してここに来たのでまだいいのですが、運賃を払ってロープウェイに乗っていた当時の観光客は、この山頂の光景に憤慨していたと思います。関東廃線鋼索鉄道・索道案内4へ川柳五七の電車のページ6Wへ戻る川柳五七の電車のページトップへたわたわのぺーじトップへ
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今回は、群馬県中央部にそびえる赤城山のうち、地蔵岳の北側に架けられていた、東武興業が経営していたロープウェイ、赤城山ロープウェイの廃線跡(群馬県前橋市)について簡単に紹介しますが、ほとんど収穫がなかったです…orzまた、併せて大沼の湖畔と赤城平駅を結ぶ連絡リフトについても簡単に触れます。 今回は中途半端な記事になってしまいました。申し訳ございません。