http://www2b.biglobe.ne.jp/kondo/onsen/kaetsu/k3/k3-2l.htm
月岡温泉 ホテル鴨井 (新発田市) B (泉質A、浴室C、設備C、眺めC) 閉館新発田市月岡552-30 TEL:0254-32-2405 営業時間:10:30-15:30(日帰りプラン) 定休日:なし泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉、50.7℃、掛け流しタオル:あり サウナ:なし 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:なし 食堂:なし場所:月岡温泉街の中央にある部屋数16室の小規模旅館である。立ち寄り湯はやっていないようだが、宿泊利用したので紹介する。料金:立ち寄り入浴はやっていない。日帰りプランがある。浴室:1階に浴室があるが、旅館の規模からして当然ではあるが、脱衣場、浴室ともに狭い。浴室は大きなガラス壁になっており、本来開放的なはずだが、すぐ外に塀があるため開放感は乏しい。露天風呂があるが、屋根があり、塀で囲まれているため狭苦しく感じる。源泉100%掛け流し(11月~4月は加温)であり、内湯に注がれた源泉は露天風呂に流れるようになっており、露天風呂からオーバーフローされて掛け流しとなっている。したがって、露天風呂の湯温は低くなっており、逆に長湯するにはちょうど良い。洗い場は4ヶ所。固形石鹸、ボディソープ、シャンプー、リンスが置いてある。脱衣場には棚と脱衣籠があるのみで、貴重品入れはない。脱衣場洗面台には綿棒、櫛があるのみ。硫黄分が多くて故障しやすいためドライヤーは置いてなく、客室のものを使用してほしい旨の掲示があった。洗面台隅に水の入ったポットと紙コップが置いてあって、湯上がりに飲めるようになっている。泉質:月岡温泉源泉協同組合からの配湯であるので、他の旅館と同じ源泉である。源泉名は月岡5号井、月岡6号井。泉質は含硫黄-ナトリウム塩化物温泉。源泉温度は5号井50.7℃、6号井49.0℃。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、5号井(平成15年6月20日分析):Li 1.0、Na 1094、K 26.7、NH4 1.5、Mg 29.0、Ca 52.8、Sr 2.3、F 2.4、Cl 1320、Br 0.1、I 0.6、NO3 1.2、HS 20.7、S2O3 0.8、SO4 485.0、HCO3 456.0、CO3 10.0、メタ珪酸 42.3、メタ硼酸 13.5、遊離CO2 24.2、遊離H2S 11.4、など、ガス性除く成分総計は3565mg/kg、6号井(平成15年8月11日分析):Li 1.3、Na 1011、K 25.4、NH4 0.4、Mg 27.7、Ca 55.6、Sr 2.6、F 2.4、Cl 1210、Br 3.9、I 2.4、NO3 0.0、HS 113.6、S2O3 1.0、SO4 525.0、HCO3 389.0、CO3 10.2、メタ珪酸 18.3、メタ硼酸 15.2、遊離CO2 27.5、遊離H2S 32.3、など、ガス性除く成分総計は3414mg/kgである。ともに硫黄分は濃厚である。実際の湯は淡緑色透明、硫化水素臭があり苦みが強く塩味もある。肌のツルスベ感は特筆できる。水面には油膜が浮かび、注湯量は多くないものの、湯量に見合った浴槽の大きさであり、利用者も少ないため、湯の鮮度は高い。黒く変色したカランが源泉のパワーを物語る。コメント:ネット予約の低料金のビジネスプランを利用したが、値段相応の部屋、料理であった。館内は古く、小規模旅館であるため、設備的には劣る点は致し方ない。平日のためか他の宿泊客は少なく、貸し切り入浴ができて、鮮度の良い源泉を楽しむことができた。入浴に限れば満足であった。一人で利用できるプランがあるのもありがたい。月岡温泉の源泉の良さを味わうなら、やはりこのような小規模旅館がよい。→ブログ *時期不明ですが、2009年春に閉館しました。(No.423 2007/8/30、2009/4/26追記)前頁下越一覧次頁