太田租界でも、一番高所の立地、元ダンスホールと言われている、Runba。エントランスも朽ちて誰も居住している気配はない。 随分リフォームもされている様で二階真中の窓は小さくされていたり左のバルコニー部の寸法や一階のガレージ様の所は開けられたりふさがれたりされ、造り直されている様だ。いつ頃までここは使われていたか、次期や期間はわからないが、恐らくは戦後からなのではなかろうか。レンズの収差のせいかと思ったが屋根が曲がって見えるのは実際の歪みで、屋内も随分傷んでいるのだろう。

気仙沼、太田租界の高台に残るダンスホール『Runba』ちょっとだけ中も撮影できた。（どうやらＰＣＢの保管庫になっているらしく内部立ち入りは厳禁なようだ。）いかにもカフェー調といった雰囲気の内部の装飾。この一画はバーのような使われ方をしていたらしい。窓横にはなにか装飾品をとりつけていたかのような跡が残る。紅灯華やかかりしころは、ここで多くの男女が賑やかに夜を楽しんでいたんだろう、現在の光景からは想像すら難しい、かつての歓楽街の記憶を物語る建物だ。

なんだか今日は久々に遊里アカウントらしいことができて満足している。ツイッターのなかでは非常に自己主張が強いので、気仙沼のダンスホールRunbaを発掘したのは春馬車だぞと一生胸を張り続ける。

踏切から鹿折（ししおり）地区に向かう三坂（さんさか）の頂（いただき）には、東北一とうたわれたダンスホールがあったそうです。「花街」に箔をつけたとも。このダンスホールの名を知りたいですね。いつ頃なのだろうか。「ダンスホールからは、トンネルから出てくる白煙の列車が見えた。ある銀行のテレビCMに採用されたこともある」というのですが、これはダンスホールとは関係なく、付近にあったトンネルからの列車映像ということでしょうか。