そして現在、、、2010.3看板が姿を消して数年。跡地を近くまで見に行きました。建物はそのままで人の気配もありましたが…住んでる？

竹林の横の細い坂道を登っていくと、高台に旅館の廃墟が見えてきました。レジャーシートのような屋根が昭和っぽいです。旅館の敷地にかかる橋には　　「配達人以外立ち入り禁ず　　地主」との立て看板。なんだか怖い・・・しかも、配達人は入っていいんだ！？廃墟に何を配達するのだろう・・・

八幡先の三滝温泉がまだ入れたころの写真避暑地みたいな、高校の山岳部が合宿でもしそうな建物

この温泉は、この中で仙台市街地に最も近い場所にあるのですが、残念ながらもう営業はしておらず、廃墟状態となっております。大崎八幡宮を抜けて48号線を進むと、カーブの右手にちょっとした集落?があります。集落への細いわき道をちょっとすすむと、それはあります。

廃藩により平民となった武士が明治4年（1871年）に湯治場を開いたとされ、これが三滝温泉の始まりとされています。三つの滝がある景勝地であったことが温泉名の由来で、源泉は冷鉱泉のため沸かし湯の温泉でした。明治期の俳人で随筆家の河東碧梧桐が記した紀行文「三千里」（明治43年/1910年刊行）に三滝温泉と思わしき場所に滞在した旨の記述があり、文人墨客なども訪れるような宿だったことが窺えます。明治後期に発行された定義如来参詣道（定義街道）沿線の様子を描いた版画（「仙台市史特別編9地域誌 P220」に掲載）には比較的大きく宿の名前「望洋館」が記されています。

聖沢の三滝温泉隠れ紅葉の名所 八幡町郊外の聖沢川沿いに存在した三滝温泉。今でも時が止まったような廃屋が存在する。かつては色街だったという事で、詳細を知る人も少ないと聞く。愛子でも昔、奉公に出たまま行方不明 (人身売買) になった人もいたというが、それ以上の事は不明。闇が深い。