甲子道路（かしどうろ）は、福島県南会津郡下郷町から福島県西白河郡西郷村までの23.3kmを結ぶ国道289号のバイパス道路。

現在のきびたきトンネルにあたる工区は、1995年に一度開通した。この時点では、きびたきトンネル（295.0 m）、第一片見橋（63.0 m）、片見トンネル（66.1 m）、第二片見橋（63.0 m）、石楠花トンネル（349.2 m）を通過する直線に近いルートだった。

2002年7月の台風6号による豪雨により石楠花トンネル付近地下で地すべりが発生。その規模が大きかったため、第一片見橋から石楠花トンネルまでの2トンネル2橋梁を破棄し、既存のきびたきトンネル途中から分岐し石楠花トンネルの坑口まで旧ルートの南側の山中をカーブで貫く新しいきびたきトンネル（再掘削部896.3m）が建設され、2006年4月3日より供用開始した。

西側の現きびたきトンネル開始部分の横には石楠花トンネルの入り口が残っているが、封鎖されている。

また、片見トンネルと石楠花トンネルの間にあった第二片見橋は撤去されている。