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はっきりした年代は分からないが、今から40年くらい前に「新宮島遊園」が開園した。場所は鰆浜と阿品の間の鉄道沖の山の一帯である。今は荒れ果てている。 この山は「監視山」と言われたように、周囲を見回すのに絶好の場所である。遠い昔には敵軍の行動を見守るという、軍事上の情報蒐集の拠点場所であった。(№11参照) 今では信じられないが、かつては松が生い茂り「まつたけ」も良く採れていた。また、国道側斜面には絶えず清らかな水が流れ落ちていた。喉が渇いた時ここを通りかかったら、この水で喉を潤していた。 夏になると前面の「お上がり場」にたくさんの海水浴客が訪れていたが、泳いだ後この水で体を洗ったりもしていた。 串戸在住であったこの山の持ち主の人が、この山に遊歩道を整備され、周辺に桜・つつじ・椿などをたくさん植え、食堂や休憩所などの施設や、簡易な遊具等も設置され遊園地を開園された。。 広島湾を見下ろす景色の良い場所なので、子どもづれの人が親子で遊びに来ていた。また、桜やつつじの季節には花を見物しに訪れる人もあった。