日本製粉門司工場倉庫(旧大里製粉所) 概要・歴史
日本製粉門司工場倉庫は福岡県北九州市門司区にあった倉庫施設。
日本製小麦の需要の高まりを受けて、1910(明治43)年に鈴木商店大里製粉所として建設された煉瓦造2階建て建築である。
1915(大正4)年に火災に見舞われ工場1棟倉庫2棟が全焼するが、翌年には再開。この時、現存するニッカウヰスキー門司工場倉庫の建物が建設された。
1919(大正8)年に大里製粉所と日本製粉が合併、さらに日本製粉は東洋製粉とも合併。1927(昭和2)年の金融恐慌で鈴木商店は破綻に追い込まれるが、三井物産の支援を受ける。
1997(平成9)年、日本製粉が進める九州地区の製粉工場の集約化によって、門司工場は閉鎖された。
地図位置の建物は2009(平成21)年に解体されたが、ニッカウヰスキー門司工場倉庫に転用された建物は現役利用され、管理保存されている。
痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません
2014-12-08
2024-03-02