番屋の宿は北海道石狩市の日帰り温泉施設「番屋の湯」に併設されていた宿泊施設。

「番屋の湯」は1995年に石狩市が開業。1999年には「番屋の宿」が併設され、宿泊も可能となった。

日本海を一望できる立地が人気で、公共温泉の成功例として注目を集めていたが、2000年以降は利用者が低迷。

2006年にケアコミュニケーションズに売却され、一時「えりの湯」と改名し高級志向となったが、2009年3月にもとの「番屋の湯」に戻り、その後の2010年10月に閉館した。

2011年4月に運営会社が代わり再開するも、再び休業。

2011年9月時点で窓に「違反物件の疑いで休館中」との張り紙が確認できる。「建物内にアスベストが見つかって休業している」と噂されているが、真偽のほどは不明である。

「番屋の湯」はその後2014年3月から石狩リゾートにより再開したが、「番屋の宿」は再開業することがなかった。

その後も「番屋の湯」は2014年9月末に閉館しているが、2014年11月にM&Sスパ・プロジェクトにより再開、2020年現在も現役営業している。

「番屋の宿」建物は2022年4月時点でも張り紙の貼られたまま現存する。