高橋旅館 概要・歴史
保険金放火事件で全焼した旅館
高橋旅館は香川県小豆郡小豆島町神懸通甲にある旅館跡。県道29号沿いに位置する。
島一番の老舗宿で、全23室、旬の魚料理や大浴場トロン温泉が自慢の旅館だった。
2007年に廃業したらしい。
元々4棟の建物で構成されていたが、このうちフロント等を含む2棟が閉業後の2009年12月20日に発生した香川県小豆島町旅館保険金放火事件により全焼した。
この事件は、暴力団組長が仲間とともに旅館の建物に火をつけて全焼させた上、2010年1月には保険会社に1億7000万円の保険金を請求して騙し取ろうとしたもので、火の気がないことを不審に考えた保険会社が支払いを実行せず警察に通報している。建物2棟が全焼したものの怪我人はなく、暴力団組長は2016年に東京都内で逮捕されている。
2020年6月現在、焼け跡となった建物のほか、焼け残った一部の建物が荒れた状態で残っている。
2023-04-27