砂川保育園 概要・歴史
崩壊保育園
砂川保育園は北海道空知郡上砂川町本町の幼稚園跡。道道115号線沿いに位置する。
幼稚園として閉園した後はフラワーボウルと同じ兵庫県の業者が菓子工場として利用していた、と言われている。
空中写真では1970年代には奥の幼稚園建物のみがあり、1990年代頃にその南側に青い屋根の建物が新設されている。1987年7月に近傍の砂川鉱業所が閉山し人口の大規模な流出があったことを考えると、1990年頃までに幼稚園としては閉園し、その後菓子工場として別の建物が新設されたと考えられる。
工場の閉鎖時期は「1990年代後半」と言われているが、はっきりしない。青い屋根の工場建物は2014年時点で雪の重みのためかへしゃげた形に倒壊、2018年9月までに解体され、幼稚園だった奥の赤い屋根の建物が道路から確認できるようになった。
赤い屋根の建物は一部に錆びが浮き、屋根が部分的に損壊、奥の建物も崩壊が進んでいる。
「あいさつをしよう」の掲示や窓ガラスに張られた花のシールなど、保育園であったことを示すわずかな痕跡が見られる。
2023-09-10