安芸市立古井小学校(こいしょうがっこう)は高知県安芸市(旧・東川村)にあった学校。県道207号付近....

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名称 安芸市立古井小中学校
住所 高知県安芸市古井
種類 廃校
高知県の廃校
スコア
★★★★★★★★★★ 46
現況 現存
評価 ■■
画像 photos 安芸市立古井小中学校の写真

安芸市立古井小中学校 概要・歴史

僻地に建つ鉄筋校舎と大規模な教員宿舎

安芸市立古井小学校(こいしょうがっこう)は高知県安芸市(旧・東川村)にあった学校。県道207号付近に位置する。

明治初期頃に「古井尋常小学校」として創立され、戦後の教育改革で中学校が併設された。

1980(昭和55)年に鉄筋校舎を新築。

過疎化による人口減少のため、2001(平成13)年に休校。その後も安芸市内の小学生の夏休み教室などで使われていた。

2019(平成31)年時点で現存する鉄筋校舎は、1980(昭和55)年に上流の別役小学校を統合した際に建て替えられた校舎で、校舎の隣には体育館も残っている。

同小中学校は現在の道路でも安芸市街から40km程、車で約1時間掛かる立地で、1965(昭和40)年頃までは主な交通機関が森林鉄道しかなかったため、校舎東側には教員宿舎が併設されていた。1975(昭和50)年に設置された平屋建て3棟のこの教員宿舎跡は、2019(平成31)年時点でも空き家として残っている。

2019(平成31)年2月現在、2018(平成30)年の「平成30年7月豪雨」の際に発生した山崩れの影響で、校舎1階、体育館の下半分、グラウンドが土砂に覆われており、グラウンドと校舎の間にあった通路は完全に土砂に埋まって跡形もなくなっている。

安芸市立古井小中学校 画像

安芸市立古井小中学校(2019年2月)
安芸市立古井小中学校(2019年2月)
提供画像 転載禁止
安芸市立古井小中学校
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土砂崩れの被害を受けている
土砂崩れの被害を受けている
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安芸市立古井小中学校と教員宿舎全景
安芸市立古井小中学校と教員宿舎全景
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近くのスポット

安芸市立古井小中学校 ストリートビュー・空中写真

安芸市立古井小中学校 関連ブログ・参考リンク

安芸 古井小中学校 ( 高知県 ) - 高知の廃校になったあの小中学校は今!!! - Yahoo!ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/shgogoshgogo/34310368.html
1980年新校舎になる2001年休校安芸市内とはいえ市内から1時間は207号線を北上した場所にあります。バス停もあるし、案内板もあります!左に下り橋をわたると、古井小中学校跡地!!校庭の様子鉄棒遊具校庭の石碑校舎1980年は別役小中学校を統合した年でもある。学
徳島県海陽町、高知県東洋町、室戸市、安芸市の風景と廃校休校巡り(2013/08/11) | haiko-riderのブログ
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古井(こい)小学校(2001年休校)安芸市街から約40kmほど、伊尾木川に沿って上流に上った場所にあります。とにかく、遠いの一言に尽きます。徳島県は、山の中腹からてっぺんに廃校が点在しておりますが、高知県は川に沿って上流の奥深くにあります。そして、何とこんな秘
安芸 古井小中学校 : 高知の廃校になったあの小中学校は今!!
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1980年 新校舎になる 2001年休校安芸市内とはいえ市内から1時間は207号線を北上した場所にあります。バス停もあるし、案内板もあります!
古井小中学校(安芸市)
http://kochischool.net/koi.html
古井小中学校(安芸市)  こい  へき地級3(1978)  旧東川村立古井小学校として設立、合併後に中学校併設となり2001(H13)年に休校 児童生徒数の推移1955(S30)1960(S35)1965(S40)1970(S45)1975(S50)1980(S55)1985(S60)1990(H2)1995(H7)2000(H12)児童数(小学校)8577453514207531生徒数(中学校)432820261097331 古井小学校の前身は古井尋常小学校で明治時代初期に創設されていたようである。古井中学校は戦後尾教育制度改革に伴って新設され古井小学校に併設となった。過疎化による校区内児童生徒数の激減により2001(平成13)年に休校となった。児童生徒数の推移を見るとわかるが1980(S55)年に上流にあった別役小中学校が統合されたので若干増加している。 訪問は2008(平成20)年5月、伊尾木川沿いの県道を遡ることになる。昨年別役小中学校跡を訪ねて以来である。安芸市市街地からは距離にして41km、時間は1時間少々かかる。旧東川村の役場所在地であった入河内から先は人家も少なくなり、行き交う車もほとんどなくなった。対岸に大井の集落を見ながら先を進むがこのあたりからは人家も絶えてきた。地図上ではいくつかの字があり、ところどころに廃屋も見受けられるので以前は住民もいたのであろう。やがて川向こうに学校跡が見え、そこが古井小中学校であった。中ノ内地区ということであるがやはり周辺に人家はないが、県道脇に崩れた瓦屋根がいくつか見えており過疎化の進んだことは実感できる。 学校から1kmほど上流に古井簡易郵便局があり(正直このような場所にまだ郵便局が残っている事自体驚いた)、少しだけ話を聞かせてもらう。実際のところ郵便局以外に人の気配がなく、仕事中だったとはいえ他に話を聞けそうな場所が見つからなかったのである。一応現在のところ校区内の人口は10人少々だが、入院中あるいは子供に引き取られた人もいるので実際に居住しているのは7人だそう。奥の別役地区を入れても30人足らずなので郵便局自体も経営としては相当厳しいようである。後日安芸市役所で伺った話では個人経営の簡易郵便局ではなく、安芸市からの運営委託という形でになっている。地区内での主な産業は農林業で、戦前は楮三椏が栽培されていたが戦後は養蚕が主力となった。製炭も盛んであったがガスの普及に押されて姿を消し、養蚕も海外との価格競争に太刀打ちできなかった。それでも安芸市合併直後は微減だった人口だが、木材自由化がきっかけで激減へと向かう。かつてピーク時に128名いた児童生徒は0名となっている。最近は休校即廃校となる、もしくは数年で廃校となる傾向が強いが古井小中学校は休校から7年経つ現在もまだ休校中となっている。安芸市の小中学校の夏休み教室などに活用されているようである。