上尾洞門は大分県大分市の洞門。国道10号旧道に位置する。 元々同地には旧上尾洞門があったが、1986(....

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名称 上尾洞門(国道10号旧道)
住所 大分県大分市上戸次
種類 廃隧道
大分県の廃隧道
スコア
★★★★ 28
現況 現存
評価 ■■
画像 photos 上尾洞門(国道10号旧道)の写真

上尾洞門(国道10号旧道) 概要・歴史

土砂崩れと洪水に襲われた同門

上尾洞門は大分県大分市の洞門。国道10号旧道に位置する。

元々同地には旧上尾洞門があったが、1986(昭和61)年7月に発生した土砂崩れの直撃を受けて損壊し、1987(昭和62)年6月に上尾洞門が修復設置された。

その後、1990(平成2)年と1993(平成5)年に大野川の氾濫により浸水被害を被り、最終的には1999(平成7)年に完成した上尾トンネルによって迂回される形となり旧道化した。

2022年現在は両側の入口がフェンスで封鎖され、実質廃道となっている。

道路は一部土砂に埋まっており、また洞門には1990(平成2)年に浸水した際の高さが記されている。

洞門は大野川を挟んだ対岸の道路や電車の車窓越しにも遠望できる。航空写真では1986(昭和61)年の土砂崩れの痕跡がはっきりと見て取れる。

上尾洞門(国道10号旧道) 画像

上尾洞門(国道10号旧道)(2022年12月)
上尾洞門(国道10号旧道)(2022年12月)
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近くのスポット

上尾洞門(国道10号旧道) ストリートビュー・空中写真

上尾洞門(国道10号旧道) 関連ブログ・参考リンク

上尾トンネル現地踏査(珍しいカウンタービーム照明): 電設九州(Denkyu)
https://densetsu-kyusyu.cocolog-nifty.com/denkyu0/2012/09/post-0a0f.html
こちらは、旧トンネル(上尾洞門)
主な災害の概要:一般国道大分10号土砂崩落
https://www.qsr.mlit.go.jp/bousai/index_c07.html
[07]一般国道大分10号土砂崩落梅雨前線に伴い7月4日の降り始めから232mm(累積)に達した7月14日深夜に発生した。国道10号大分市大字上戸次地先で大規模な斜面崩壊がおこり、土砂が既設の防災トンネルを破壊し全面通行止めとなった。幸い、車両の埋設もなくケガ等の人命の被害はなかったが、大動脈10号の切断は市民生活に大きな打撃を与え、平常通行に至ったのは翌年の6月となった。▲大分市大字上戸次(上尾洞門)▲大分市大字上戸次(上尾洞門)▲大分市大字上戸次(上尾洞門)▲大分市大字上戸次(上尾洞門)前へもどる|次へすすむCopyright (C) 2003 国土交通省 九州地方整備局. All Rights Reserved.
上尾トンネルの計画と施工 | 一般社団法人九州地方計画協会
https://k-keikaku.or.jp/%E4%B8%8A%E5%B0%BE%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%A8%E6%96%BD%E5%B7%A5/
一般国道10号は,北九州市を起点に大分市,宮崎市などを経由して鹿児島市に至る東九州地域を南北に縦貫する延長約450kmの重要な幹線道路である。(図ー1)特に,大分市を中心とする大分都市圏においては,大分新産都市をはじめとして種々の事業が計画実施されており,近年のモータリゼーションの進展と相まって交通混雑がますます著しくなっており,幹線道路としての機能の低下や地域発展の障害となっている。戸次犬飼拡輻は,起点側を大分南バイパス,終点側を犬飼バイパスと接続する延長7.1kmの4車線拡輻事業で,この道路整備により,交通渋滞や道路災害,交通事故などが解消されるとともに,沿道環境の向上においておおいに寄与すると考えられる。
一般国道10号戸次犬飼拡幅
https://www.qsr.mlit.go.jp/n-torikumi/jigyo-hyoka/041021/12.pdf