http://uratti.web.fc2.com/architecture/isiyama/telescope.html
望遠鏡石山修武 愛知県田原市TelescopeOsamu Ishiyama/Aichi渥美半島にある田原市につくられたコルゲートによるセルフビルド建築である。この建物から2年後に名作「幻庵」がつくられたことから、「川合健二邸」を見た石山氏が「望遠鏡」を経て「幻庵」へと進んだ流れが想像できます。直径5.8m、長さ25mのコルゲートがぼてっと置かれてあり、その長さにびっくりします。そして、「幻庵」のファサードは愛嬌を感じる優しいものになっていますが、この建物はむしろ不気味さを感じずにはいられないものがありました。開口部は側面に設けられた窓といくつかのトップライトのみなので、中央部はかなり暗いと思われます。元々はショールームのような使われ方をしていたみたいで、その後事務所(?)に転用されたようですが、僕が見学に行ったときは放置されている状態でした。。ただ、石山氏のコルゲート建築として現存するのは「幻庵」「開拓者の家」ぐらいだと思っていたのに他にもあったことが驚きでもあり嬉しくもありました。 '05.6.11HomeへArchitectureのページへPowered by FC2ホームページ
https://ameblo.jp/tocoronomono/entry-12553927727.html
鉄コン其古卍マップ制作一周年企画の第3回は、石山修武作・幻庵などのコルゲート系建築群です。
https://sumaiinteriorhosue.seesaa.net/article/435314452.html
そして、1973年に愛知県田原市の街道沿いにコルゲートチューブのショールーム「望遠鏡」(下の写真)を完成させた。
https://spoonful.blog.ss-blog.jp/2019-08-27
東京に戻る日、渥美半島の259号線から豊川を目指した。途中、いつも気になっていたコルゲートハウスを見つけ立ち寄る。以前はショールームだったらしいが、現在は閉まったまま。この建物の素材コルゲートパイプとは、本来、下水管やトンネル工事等に使われる波形の鉄板で、これだけで床・壁・天井を構成する。これは「望遠鏡(1973)」と名付けられた石山修武氏の作。彼の師は川合健二氏で豊橋に建つ宇宙船のような自宅で、かってあらき先生に誘われて訪ねたことがある。奥様の花子さんが一人住んでいて、いろいろとお話しして下さった。あらき先生のアトリエもコルゲートパイプで建てられていて、川合氏の良き理解者だった。