ヤマメ荘 概要・歴史
観光とスキー客のために設けられた民宿
ヤマメ荘は岡山県英田郡西粟倉村の放流釣り場、宿泊施設。吉野川沿いに位置する。
『西粟倉村史 後編』(西粟倉村史編纂委員会、1977年1月)には「観光とスキー客のために設けられた民宿でスキー場の下にある。避暑、スキーに格好の場所として利用されている」「本村特産のヤマメ料理は同荘の自慢である」との記述がある。1972(昭和47)年11月開館、収容数32名、開館当時は一泊二食付きで2,500円、休憩料は500円だった。
RC造2階建て建物のほか、ヤマメの養殖放流施設があったが、当初はスキー客を主な対象としていたことがわかる。
電話帳には2006年まで記載があるため、2000年代後半頃に閉業したらしい。
2021年11月時点で2階建て建物は屋根付近に複数の剥落箇所があり、全体的に経年劣化が進んでいる。付近には半壊した廃屋なども見られる。
また白畠村長書による「魚魂碑」が残されているが、白畠村長とは西粟倉村の村長であった白畠貞美氏と考えられる。
2023-11-30
2023-12-16