https://ootori-tengo.com/ootori/2005
集落に入っていくと右手には田んぼが広がり、左手には廃校になった誉谷分校がある。坂を上っていく途中に家が密集し、さらに道なりにいって田んぼを抜けると花戸林道へ続いていく。大きな川沿いにある繁岡・寿岡・松ヶ崎集落に比べて誉谷には大きな川がなく、水資源に乏しい。それ故、先人たちは遠い沢から水を引くために全長約1kmの山腹水路を作ったり、溜池を干ばつ時の農業用水に使っていた。わざわざ傾斜地に家を密集させた理由は、狭い平たん部を田んぼや畑に当てるためだったのかもしれない。