旧・小軽米郵便局 概要・歴史
和洋折衷の廃郵便局
旧・小軽米郵便局(こがるまいゆうびんきょく)は岩手県九戸郡軽米町にある郵便局旧施設。
1933(昭和8)年に竣工した寄せ棟屋根の木造2階建て建物で、現在の小軽米郵便局の先々代の施設にあたる。
軒天井下部の外壁は白の漆喰壁で、外壁は赤松の南京下見張りだが、塗装の仕上げは現在すべて剥離している。
正面側と側面側に異なるタイプの窓がある。正面側の窓は洋風で1階ははめころし窓、2階は上げ下げ窓になっている。対して側面側の窓は和風で引き違いとしている。
2024年10月時点で現存するが、手入れが行き届かないらしく劣化が進んでおり、ガラスが一部で損壊、壁面も痛み、選挙ポスターが貼られている。
(※参考:『いわて未来への遺産 近代化遺構を歩く 明治~昭和初期 』(岩手日報社 、2003年9月))
2025-03-01