こちらが一つ目の廃墟、ハヤカワデパートです。頂上に店名が描かれていたであろう部分。右側にあるのは垂れ幕のスペースでしょう。ハヤカワデパートに関する情報はネットの記事を参考にするしかありませんでした。開店は1973年で、閉店したのは1989年9月と、16年間の営業だったみたいです。

そんな向こう見ずな青臭さの餌食になるかもしれない、取材テーマのキーワードとして、現在浮上しているのが、「ハヤカワデパート」と「ダイエーカネダイ」。とても長い「シャッター通り」として名をはせる新発田商店街ですが、その昔2つの百貨店／大型商業施設があったというのです。ひとつはダイエーカネダイ新発田店。大きなボウリングピンが聳える建物の隣にある大の文字が書かれたビルがダイエー跡。そしてもうひとつがハヤカワデパートです。市役所近くの不気味な廃ビルはご存知でしょうか？数年前までカラオケビッグスターが入っていたあの場所こそが、かつてハヤカワだった場所であります。

新発田市中心部ハヤカワデパート跡。1970年代には地域のシンボル的な百貨店として多くの集客を得ており五泉市や村上市にも出店。後にジャスコ傘下となったが村上市の村上東店を残し閉店。訪問時はカラオケ店の看板はあるものの出入口はチェーンで閉ざされ廃墟となっていた。

旧ハヤカワデパート。新発田に最初にできた百貨店です。下宿を細々と三の丸の路地で営んでいた我が家に、ハヤカワの店員さんが下宿していたことがあります。今はカラオケ店などが入居しています。左端の建物が旧ハヤカワデパートです。ここに市役所の新庁舎が建設されます。すでに地ならしが始まっています。ブルドーザーが右下に見えていますよね？

こちらは泣く子も黙る、新発田の名デパート、「ハヤカワデパート」の紙袋。アヤメの柄だったんですねぇ～、涙が出そうです(笑)

まずは住んでいた当時お世話になっていたデパートの2大巨頭のジャスコとハヤカワ、そのハヤカワ跡地へ向かいました。　さて、今までさも久々に新発田を訪れた様に書き進めてましたが、実は2013年と2008年にも新発田には足を運んでまして。その時は時間的な都合や情報不足によりハヤカワの跡地がどこだったか判らなかったんですよ。2013年に訪れた後に色々調べたらハヤカワの跡地に先の画像の様な名前入りプレートが残されていると言う事を知り、これは是非とも拝まねば、と、次回新発田訪問を狙っていたのでした。