大谷隧道(光明電気鉄道) 概要・歴史
大谷隧道は静岡県浜松市天竜区の鉄道廃隧道。光明電気鉄道の未成区間に位置する。
光明電気鉄道は静岡県磐田郡中泉町(現・磐田市)の新中泉駅(現・磐田駅付近)から二俣町(現・浜松市)の二俣町駅までの19.8kmを結んでいた鉄道路線で、1928(昭和3)年に新中泉 - 田川間で開業、続いて1929(昭和4)年に田川 - 神田公園前間、1930(昭和5)年に神田公園前 - 二俣町間が開通するが、当初より採算性が疑問視され、開業からわずか9年後の1936(昭和11)年に廃止されている。
大谷隧道は未成区間である二俣町~船明間に位置し、全長278m。崩落しかけた状態で北側坑口が残っている。
2014-07-02
2022-07-13